img.hatena-fotolife { pointer-events: none; }

海外デビューで大概レビューしてみた

はじめに

はじめましての方は、はじめまして!

英語物語を細々と楽しんでいるKöln(ケルン)(@Kerurunkerurun)と申します! 普段、あまり目立つ活動などをしていないため、「誰だお前?!」となる読者の方も多くおられることと思います・・・が、此段、なにものかさん(@nanimonoka_main)企画の英物アドベントカレンダーを作ろう、の初日を担当させていただけることになりました! 感謝っ・・・・! 圧倒的感謝っ・・・・! ハッピースマイル!!!

というわけで、背景の説明も終わったところで、本編がスタートしますよん♪

これからは、本稿の案内人として私の心の友のけるるんぱさらんにも参画いただき、進めて参りたいと思います! それでは、けるるんぱさらんさん、よろしくお願いします!

けるるんぱさらん「けるるんけるるん?」

ケルン「うーん・・・そのネタは二番煎じなんだよなぁ・・・。」

けるるんぱさらん「ちっ、ケルン大聖堂の妖精、けるるんです。」

ケルン「けるるんさん、舌打ちは良くないですよー? ところで、私と名前被っているし、紛らわしいし長いから表記変えていいですかね?」

けるるんぱさらん「ウッゼー・・・こちとら正式名称ですけど? お前こそなんでイキってわざわざドイツ語表記でKöln(ケルン)って名乗っているわけ?」

ケルン「けるるんぱさらん・・・贅沢な名だねぇ・・・今からお前はルンパだ。いいかい、ルンパだよ。わかったら返事をするんだ、ルンパ!」

ルンパ「(こいつ人の話聞かないタイプか・・・)って、もう表記変わっているじゃねぇーか! しかもなんかめっちゃ雨パで活躍しそうな名前じゃねーか!」

ケルン「よく考えたら、けるるんですって自己紹介してるし、けるるんとするのが妥当な気がしてきた・・・ちょっと紛らわしいけど、ひらがなとカタカナで見分けていただくこととしましょう。読者の識字能力に期待!」

ルンパ「ひらがなとカタカナぐらい見分けつくだろうが! 読者を舐めているだろ?!」

ケルン「ぺろぺろ(ぺろぺろ)」

ルンパ「キッショ、なんで舐めるんだよ。あと早く名前を戻せよ!」

ケルン「それなら、この中からお前のお父さんとお母さんを見つけな。」

ルンパ「クソガ・・・そこ別に原作に忠実にする必要ないよね?」

ケルン「ちょっと、前置き長いからここでやめて良い?」

けるるん「・・・ちっ」

ケルン「だから舌打ち()」

けるるん「前置きが長くなってしまいましたが、本稿は次の2部構成で進めるケルぅ~。」

ケルン「(急に可愛い子ぶってきたな・・・)」

けるるん「(ケルン「・・・ちっ」)」

ケルン「(こいつ直接舌打ちを脳内に・・・!)」


本稿の構成

1. 英語物語ゆるキャラ海外聖地巡礼

2. 海外で働くために必要なこと

けるるん「本稿では、1. 英語物語ゆるキャラ海外聖地巡礼から始めるぜ。海外と表記しつつも欧州しか出てこないからそこは注意が必要なんだぜ。正直、日本国内から海外の英語物語ゆるキャラ聖地巡礼をするのは簡単なことではなく、海外に住んでいないと難しいところもあると思うんだぜ。英語物語を遊んでいるみんなは、各目的は違えど英語に少なからず興味があるということで、このアプリを楽しんでくれていると考えているぜ。そこでケルンは、海外で働くことに興味がある人向けに2. 海外で働くために必要なことを記事にしようとしたらしいんだぜ。」

ケルン「(その口調は突っ込んだら負けか・・・?)」

けるるん「海外で働くことにあまり興味がない読者様達については、2. は、無益なので注意が必要なんだぜ。」

ケルン「嘘でも、現時点で海外で働くことにあまり興味がなくてもお楽しみいただける内容です。とか言えねぇのかよ?!」

けるるん「我、唯一誠実精霊、嘘憎悪断固拒否。」

ケルン「急なキャラ路線変更()」

1. 英語物語ゆるキャラ聖地巡礼

けるるん「それでは、先述の通り、本章では1. 英語物語ゆるキャラ聖地巡礼を始めるぜ。」

ケルン「(またゆっくり〇番劇風になったな・・・あれって、商標登録されたんだっけ・・・?)」

けるるん「その商標登録はすでに登録抹消になっているから大丈夫なんだぜ。」

ケルン「あれ、この子脳内読める設定あったっけ・・・」


けるるんぱさらん ケルン大聖堂(ドイツ: ケルン)

ケルン「では、最初はやはりけるるんぱさらんから参りますか。」

けるるん「(口調戻ったな) 僕の頭の上に載せているヤツですね。」

ケルン「神聖な大聖堂をヤツ呼ばわりするな。」

けるるん「僕の元ネタとなっている建物でもあるので自分をヤツ呼ばわりしても構わないだろう?」

ケルン「それはさておき、このケルン大聖堂があるケルンという都市に住んでいるから私の名前がイキってわざわざドイツ語表記でKöln(ケルン)としている理由になっていますね。」

けるるん「(僕の質問覚えていてくれていたんだ・・・/// -Big Love-) ところで、住んでいるところ身バレしているけど、大丈夫そ?」

ケルン「みんな! 個人が特定できるような情報を不特定多数が閲覧できるネット上にあげてはいけないよ! ケルン兄さんとの約束だよ!」


ベルりん絶好調/ べるりん★最高潮 ボーデ博物館(ドイツ: ベルリン)

ケルン「気を取り直して、次のゆるキャラ聖地を紹介するぜ!」

けるるん「ベルりん絶好調/ べるりん★最高潮の元ネタの建物ですね! ボーデ博物館という実際の施設になりますね!」

ケルン「おいおい,R如きが何ZRとMZRを呼び捨てにしているんだよ。“さん”をつけろ“さん”を。」

けるるん「ウッゼー・・・萎えるぜぇ・・・」

ケルン「キャラの方向性が違い過ぎるキャラを混ぜるな()」

けるるん「ところでけるるんはベルりんのストーリーに出てくるカリーブルストを食べたって聞いたケルよ?」

ケルン「あー、カリーブルストね。ソーセージにケチャップとカレー粉をまぶしただけの料理で、ほとんどの場合、フライドポテトが付け合わせになっていますねー。こんな感じなのです。」

けるるん「(語尾への突っ込みはなしか・・・)」


大抵カールのせい アーヘン大聖堂(ドイツ: アーヘン)

ケルン「次のゆるキャラ聖地は、アーヘンの大聖堂です!」

けるるん「大抵カールのせい“さん”の元ネタの建物ですね! アーヘンという町にある大聖堂がモデルです!」

ケルン「カール大帝という実際にいた人物がそのままゆるキャラになっていますね・・・頭上の王冠を建物の一部に置き換えたのが大抵カールのせいですね。」

けるるん「(こいつは呼び捨てにするんか・・・) ところで、君うっすらと写っていない・・・?」

ケルン「言わなきゃスルーされる(と信じている)ので黙っておこうね。」

けるるん「白いパーカ来ているように見えるケルね。」

ケルン「あのー、人の話聞いてる? 黙っておこうね。」

けるるん「(語尾への突っ込みはなしか・・・)」


ハンザギルドさん ホルステン門(ドイツ: リューベック)

ケルン「次のゆるキャラ聖地は、ホルステン門です!」

けるるん「ハンザギルドの元ネタの建物ですね! リューベックという町にある旧市街への入口に建っている建造物がモデルです!」

ケルン「(こいつハンザギルドさんがNだから呼び捨てにしてるんか・・・? 小せぇな・・・) あれ? ハンザギルドさんがこのゆるの正式名称じゃない?」

けるるん「・・・ちっ。それより、この辺には何か有名なものがあるのケルか?」

ケルン「(露骨に話すり替えたな) ドイツ全土でどこでも売っている“ニーダーエッガー(Neideregger)”の発祥の地ですね。マジパンとも称されるアーモンドと砂糖を混ぜた甘い飴みたいのが中に詰まったチョコレートになります。」

けるるん「(突っ込みはなしか・・・)」


製鉄所★澤先輩 フェルクリンゲン製鉄所(ドイツ: フェルクリンゲン)

ケルン「次のゆるキャラ聖地は、フェルクリンゲン製鉄所です!」

けるるん「製鉄所★澤先輩さんの元ネタの場所ですね! フランス国境に近いドイツ西部ザールラント州フェルクリンゲンという町にある旧製鉄所でる工場群がモデルです!」

ケルン「(こいつやっぱCRだからさんつけているやんけ・・・) ここは敷地が大きく、速足で見学したとしても、最低でも2時間は必要でしたね・・・。工場見学みたいでとても楽しかったです。」

けるるん「“楽しかったです”で終わると、小学生並みの感想に聞こえるケルね。」

ケルン「あの澤先輩の頭の上まで登ることができるのですが、高所に恐怖を覚える人にはお勧めできないぐらい高かったですねぇ・・・」

けるるん「(そろそろ無視は悲しいよ・・・)」

ケルン「以上が、ドイツのゆるキャラ聖地になりますねぇ!」

けるるん「あれ、伝説のメルヘン☆グリ子ちゃんは紹介しないのですか?」

ケルン「あー、最近追加されたから聖地巡礼できていないんですわ。あと、防御系スキルだから私基本使わないし、メルヘン街道行けば会えるんちゃうん? この先はキミの目で確かめてくれ!」

けるるん「君、基本火力ベースでしかほぼ組まないもんね。あと最近のゲーマー達は、攻略サイトとか検索サイトで調べるから、最後のネタ通じないんじゃない?」

ケルン「うんうん、それは最近追加した運営が悪いね・・・それじゃ、歌うね・・・」

けるるん「?!」

ケルン「う ん え い のせいなのね、そうなのね!」

けるるん「(レベ〇ファイブに怒られろ・・・!)」


フライング・ダッチさん キンデルダイクの風車(オランダ: キンデルダイク)

けるるん「次のゆるキャラ聖地は、ドイツ国外に出るのかな? 風車がたくさんある場所ですね!」

ケルン「ここは、オランダのロッテルダムという町に近いキンデルダイクにある風車群になりますね! フライング・ダッチさん(Flying Dutch-san)の元ネタの場所なのです!」

けるるん「どうしてわざわざ英字を併記したんだい?」

ケルン「英語物語の絵師でもあり、開発者も担当しているだっちさん(Dacci-san)と間違えないようにするための配慮ですね! ちなみにオランダは英語だと”the Netherlands”なので覚えておいてくれよ!」

けるるん「後者はまだしも前者はさすがに大丈夫でしょ・・・」

ケルン「この風車群一帯は観光地になっていて、お土産はもちろん、屋台みたいのもいくつか出ていて、私は次のストロープワッフルを現地でいただきました!」

けるるん「これなにまた白パーカなの? 服無いの?」

ケルン「そこ別に注目するところじゃねぇから()」


無給の皇帝 キューケンホフ公園(オランダ: リッセ)

けるるん「次のゆるキャラ聖地は、引き続きオランダのキューケンホフ公園です!」

ケルン「無給の皇帝の元ネタの場所ですね! リッセという町に位置する世界最大の花の公園なのです!」

けるるん「無給の皇帝は約10 EURで購入可能なのですか・・・進化MZRが1600円ぐらい?って値段的にどうなんですかね?」

ケルン「個人的には高いと思いますね・・・無給の皇帝がもう少し強ければワンチャン・・・?」

通りすがりの蟹男「コスト47使ってやることではない気がする。」

ケルン&けるるん「(誰だ今の)」

ケルン「都市伝説はさておき、ここはどこまで行ってもきれいなお花畑で本当に美しい公園でしたね。」

けるるん「頭の中お花畑になって心が浄化されるはなー!」

ケルン「なんか危険が危ねぇ奴に聞こえるし、その語尾は・・・やめとけ()」

けるるん「(この語尾は突っ込まれるのか・・・)」


家族贖罪という字面/ がうがうは考える サグラダ・ファミリア(スペイン: バルセロナ)

けるるん「次のゆるキャラ聖地は、また国が変わるんかな? あ、これは有名だから知っているよ!」

ケルン「ここは、スペインのバルセロナという町にあるサグラダ・ファミリアになりますね! 家族贖罪という字面/ がうがうは考えるの元ネタの場所なのです!」

けるるん「今更感がありますが、どちらのゆるキャラも命名がおかしい気がしますね・・・名前かコレ?」

ケルン「サグラダ・ファミリアは、ガウディ建築の未完成作品で1882年に着工、未完成作品であるものの2026年に完成すると報じられているよ!」

けるるん「このゆるキャラたちは女子が怖いという設定になっているが、ケルンも女子が怖いと聞いたけど実際どうなん?」

ケルン「設定とか言うな() でも実際に女子は怖いですね・・・。」

けるるん「具体的に何が怖いとかあるん? 陰キャコミュ障過ぎて、過去に全然交流が無かったからとか?」

ケルン「シンプル悪口やめない? なんかこう、“女の人っていつもそうですね・・・! 私たちのことなんだと思ってるんですか!?”みたいなところあるじゃないですか・・・。」

けるるん「(マジで何言ってんだコイツ・・・。)」

グラン・プラスの魔女 (ベルギー: ブリュッセル)

けるるん「次のゆるキャラ聖地は・・・わぁ、きれいな場所ですね!」

ケルン「ここは、ベルギーの首都ブリュッセルという町にあるグラン=プラスという広場になりますね! 名前の通り、グラン・プラスの魔女の元ネタの場所なのです!」

けるるん「グラン・プラスの魔女の頭に載せているのが、市庁舎になるのです!」

ケルン「そのフラワーカーペットは、その市庁舎のベランダ(?)みたいなところから撮影したのですよー!」

けるるん「グラン・プラスの魔女の衣装のデザインにもなっていますね! 今日も美しいわ。いいわね。」

ケルン「(ガラスの靴履いてそうなの出てきたな) 美しいことには同意しますね。このフラワーカーペットは生花を敷き詰めてできていて、2年に一度の一週間ぐらいしか開催されないのです! 鑑賞できたのは僥倖でございました・・・!」

けるるん「(何か違和感あると思ったら今回の会話が比較的まともだ・・・。)」


ゼネコン大公 ホーフブルク宮殿(オーストリア: ウィーン)

けるるん「次のゆるキャラ聖地は・・・何か画像暗くない?」

ケルン「撮影時間帯というか時期が悪かったですね・・・欧州は緯度が高目なので、冬の時期は日照時間が短いのです・・・! 話を戻すと、ここは、オーストリアの首都ウィーンという町にあるホーフブルク宮殿という建物になりますね! ゼネコン大公の元ネタの場所なのです!」

けるるん「いつもの頭に載せている系ですか・・・相変わらずの様式美ですね()」

ケルン「ちなみにウィーンは英語だと”Vienna(ヴィエナ)”なので覚えておいてくれよ!」

けるるん「それはさておき、ゼネコン大公って青鰹の上位互換ぐらいの認識しかないなぁ・・・。」

ケルン「ゆるキャラの性能の話し始めると話題が発散するからやめようね。」

けるるん「あ、そういえばこれが最後の紹介になりますねぇ・・・終わりはいつだってさみしいものだ・・・。」

ケルン「ちょっと最後に訪問国ぐらいまとめておきますかー!」

- ドイツ

- オランダ

- スペイン

- ベルギー

- オーストリア

けるるん「全部で5か国ですか・・・世界編の全体数で見ると少なく見えちゃいますね・・・。」

ケルン「実際の訪問国自体は、イタリア、フランス、チェコなどもあるのですが、仕事で行くことが多いので、なかなかゆるキャラの聖地と重ねることが難しいんだよねぇ。」

けるるん「いや、プライベートとかで行けば良いだけじゃん?」

ケルン「休日とかって、対戦とか協力イベントとかあるじゃん?」

けるるん「やはり運営のせいですか・・・。」

ケルン「そういうこと言っているから対戦ドイツのキャラ調整の時に強化されなかったんだぞ()」

けるるん「あれは絶許案件・・・!」

ケルン「(めっちゃ根に持っているな・・・) 話題を戻そう。続いて、仕事で欧州の様々な国を訪問しているということもあり、海外で働くことに興味がある人向けの内容を以降に書いていこうと思います。」

けるるん「お、次章に向けた自然な導入ケルね!」

ケルン「うん?! どうしたのその語尾は?! 今後そういうキャラでやっていくの?!」

けるるん「ありがとうケルぅー! (やっと突っ込んでくれた・・・/// -Big Love-)」


2. 海外で働くために必要なこと

けるるん「次に、2. 海外で働くために必要なことを始めるぜ。本章では、実際のケルンの体験の中でどのようなことを実施して海外で働いているのかを説明するぜ。手順の説明だから粛々と進めるぜ。」

ケルン「(冒頭は、〇っくり茶番劇風なのか・・・。)」

けるるん「時系列的に、僕はケルンがケルンに来た後に出会ったということになっているので、ケルンがケルンに来る前の話は知らないのだ! というわけで、ここからはケルンにすべて一任するのだ!」

ケルン「(急に、ずんだ〇ん) それでは、早速説明していきますね。海外で働くには、1. 日系企業に就職し海外赴任する、と2. 海外の現地企業に就職する、との大きく2つがあります。私の場合は、前者の1. にて、海外で働いております。正直、2. の方がハードルが高いと思います。2. については、ワーキングホリデーを利用する方法もありまして、18から30歳の人が使える海外で休暇を楽しみながら、一定の労働をして滞在費用を稼ぐこともできますね。」

けるるん「それじゃあ、ケルンはもう利用できないね。」

ケルン「真面目な話をしているので、黙っていようね。あと、個人情報を晒すこともやめてね。話を戻して、私の場合は、海外駐在員として派遣されてケルンに来ていて、会社としても国際色豊かな人材を育てるために海外駐在の希望者を常に募集しているのですよね。」

けるるん「ケルンの会社は、誰でも希望を出せば海外に派遣してもらえるのかな。」

ケルン「基本は、希望性ですが、さすがに語学力としてTOEICの点数が基準として準備されていますね。最低基準が650点で、この付近の点数だと非英語圏への派遣のみの許可になってしまい、英語圏の場合は、800点以上が必須でしたね。ちなみにドイツは英語圏では無いのですが、欧州ということで、なぜか英語圏と同じ基準になっていました。希望を出した後は、社内手続きとして、海外派遣のためのエントリーシートのような書式とそれに基づいた経営幹部の面談がありましたね。新卒から何年後かに、再び就職活動のような手続きをすることになって、気持ちが昂ったことを覚えています。」

けるるん「それで、経営幹部の面談を通過して、正式な社内決定となるのですね。」

ケルン「正式決定の通知後に、人事権のある部長から“ケルン君は、来年からドイツに出向だ。”という辞令を受けた際に、“左遷ですか・・・”と返して、“バカ野郎、栄転だ。”って言われて殴られたのは良い思い出ですね。」

けるるん「(冗談が通じる部長で良かったな・・・一歩間違えたら大事だぞ・・・。)」

ケルン「正式な人事通達のあとは、私の会社の場合だと、大まかに次のような流れになりますね。

1. パスポート/ 査証(ビザ)の準備

2. 健康診断受診

3. 航空券手配

4. 引越荷物発送

5. 転出届など

私の会社の場合だと、と書きましたが、おそらくどの日系企業も同様な手順だと思います。この中で最も手続きが煩雑であったのは、1. の査証(ビザ)の手続きですね。この手続きは話が長くなるから、最後に説明しますね。パスポートの準備については、私が説明しても良いのですが、外務省の公式Webサイトにきちんとまとまっているので、こちらを参照してくださいね。
パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)|外務省

けるるん「説明が面倒ではなくて、一般的にインターネットの情報は簡単に入手できて便利な一方で、それらの真偽については、十分注意する必要がありますからね。このような誰かの個人記事よりも上記のような省庁など政府からの公式情報の方が比較的信頼性が大きいことは間違いないです。決して説明が面倒だから外部URLペターで終わらせたわけではないことにも注意しておいてくださいね。」

ケルン「2. 健康診断受診は、海外駐在前に当然のことながら海外の病院の仕組みは日本と異なるし、派遣先の語学に堪能であったとしても、敷居が高いと考えられていることから、海外派遣前の受信を強く推奨されております。」

けるるん「医療などの専門用語は母国語の日本語でも理解が難しい時がありますからね・・・30歳過ぎたぐらいから健康を意識するようになってしまいますよね・・・歳は取りたくないですね・・・。」

ケルン「私だけに言っているつもりかもしれないけれども、具体的な年齢に言及するといろいろな方面を敵に回すからやめてね。よく話が脱線しますが戻して、3. 航空券手配や4. 引越荷物発送は、言葉通りの内容だから割愛しますね。要するに、飛行機の予約と荷造りです。5. の転出届などというのは、行政への手続きが主で、上下水道・電気・ガスなどのインフラの停止や国外に転出するので、各種登録している健康保険などへの変更も必要で、意外とするべきことが多くあります。」

けるるん「国外への転出届を出しておかないと、日本に住民票が残ったままになってしまうので、日本に住んでいないにも関わらず、住民税が払えるぜ! 愛国精神溢れているのであれば、そのまま納税していただいても僕は構わないです!」

ケルン「私は、構うので転出届を手続きしましたね。今やもう日本国内に住所はありません。住所不定有職です。家なき子なのです。同情するなら金をくれ!」

けるるん「せっかく、真面目に話を続けられていたのに、いつもの感じに戻っているよ。」

ケルン「本筋とは関係ありませんが、転出届提出の際には、マイナンバーカード(個人番号カード)が無効になるので、マイナンバーカードに“国外転出により返納: 令和X年X月XX日”と記入されましたね。返納と書かれているのにまだそのカード自体は所持しているので、とても違和感がありますね・・・。」

けるるん「(急に真面目な感じに戻るじゃん)」

ケルン「もう5. の後は、実家住とかでなければ、住んでいる家を引き払って、もう飛行機に搭乗して新天地に向けて出発という流れになりますね。それでは、冒頭で申し上げたように、査証(ビザ)の手続きを最後に説明しますね。」

けるるん「ケルン先生、まずビザ自体の意味がわかりません!」

ケルン「ビザというのは、これから渡航しようとしている国に対して、その国が入国を受け入れてくれるかどうかの“入国許可証”です。けるるん君も聞いたことあると予想しますが、“観光ビザ、就労ビザ、学生ビザ”など様々な種類のビザがありますよね。これらの種類も受入先の国や渡航目的によって変わりますので、国ごとに確認が必要になりますよ。よくある勘違いですが、パスポートは、とても信頼性の高い“身分証明書”ですので、パスポートの提示が渡航先の入国許可とはならないのですよね。」

けるるん「でもケルン先生、海外駐在前にドイツ出張に来たことがあったよね。その時はビザなんか持っていなかったのではないのですか。」

ケルン「日本のパスポート、もとい日本人自体は世界的に信頼性が高く、渡航目的にも依りますが、観光や短期出張の目的であれば、ほとんどの国でビザ無しで入国が可能ですね。これまでの日本人が培ってきた国際的な評価に感謝して、今後も継続して参りたいですね。」

けるるん「(急に話のスケール大きいじゃん) それで、入国審査であるある質問な”What’s the purpose of your visit?”など聞かれるのですね。」

ケルン「ドイツについては、90日以内の滞在はビザ無しで入国できますね。裏技という訳ではないですが、ビザ無しでドイツに入国して、ドイツ入国後にビザを申請し取得するということも可能です。ただ、はじめから90日を超える滞在が決まっているのであれば、やはり入国前に取得した方が良いでしょう。異国の地に向かう以上、事前にできる手続きはすべて実施しておいた方が圧倒的に楽であるのは想像に易いでしょう。」

けるるん「ビザの目的や重要性はわかりました。例えばケルンの取得したビザはどんな感じなのですか。」

ケルン「私の就労ビザは、次の手続きにより取得しました。書類としては、

1. ビザの申請書

2. 誓約書

3. ドイツの雇用主による労働契約書または採用通知

4. ビザ用の顔写真

5. 大学の卒業証明書

6. ビザ発給手数料

7. パスポート

8. パスポート返送のためのレターパックプラス

を準備する必要がありました。」

けるるん「字面だけだとそこまで難しいのは無さそうに見えるのですが・・・大変なのですか。」

ケルン「順に説明を加えますね。1. ビザの申請書は氏名や生年月日などの個人情報を入力します。意外だったのは、両親の情報も入力する必要があったことですね。ドイツ語で書かれていたので抵抗がありましたが、今は翻訳のツールが充実しているのでそこまで難しくはないでしょうね。2. 誓約書は、準備した書類に虚偽の申請や不完全な申告を行った場合に、ビザを取り消してドイツから強制退去処分になる可能性もあることを理解するように、という内容です。決まった様式があるので、署名(場所と月日とサイン)をするだけなので、準備はすぐに終わります。3. ドイツの雇用主による労働契約書または採用通知は、ドイツで就労をする企業にお願いして書いてもらうので、依頼をする以外に得に自分で実施することは無かったですね。ただ、給与、労働時間や契約期間など事細かに記載されていたので、内容は興味深いものでしたね。」

けるるん「ほーん。そんで、なんぼ貰っているん。」

ケルン「日本円にすると年収・・・」

けるるん「円安を利用して年収を盛るのは良くない()」

ケルン「説明を続けますね。4. ビザ用の顔写真はパスポート用の写真のように準備します。いろいろな考え方があると思いますが、自動写真機ではなくて、きちんと写真館で撮影することをお勧めしますね。ビザの写真は写真内の顔のサイズなど規定が厳しいので、やはりプロに任せた方が良いと思います。5. 大学の卒業証明書も卒業した大学に申請して入手できますね。ドイツの場合は、ドイツ語または英語の卒業証明書が対応しています。6. ビザ発給手数料は、本稿が公開される2024年12月1日現在で、75 EUR(約12000円)ですね。7. パスポートは原本を持参します。ビザが発給されるとパスポートの適当な頁に張り付けられて返却されます。そこで、発給後に再度申請した場所に訪れるか、8. パスポート返送のためのレターパックプラスを申請時に持ち込んで、そのレターパックプラスで返送していただくか、のどちらかにて、発給されたビザを入手できます。」

けるるん「手続きについては、理解できました。申請場所はどこになりますか。」

ケルン「手続き・・・理解っちゃったねぇ・・・///」

けるるん「(真面目な時間が長すぎて、耐えられなくなった末路か。)」

ケルン「申請場所は、こ↑こ↓のドイツ連邦共和国大使館(東京都港区南麻布4-5-10)で、上記の書類の準備が全て完了した状態で、来館予約をして予約日に本人が申請に訪問する必要があります。場所のイメージは次の図の通りですね。右上に目印としてあずま京・・・東京タワーがあります。」

けるるん「この記事の読者層に鑑みると、そこ別に言い直す必要ないよね()」

ケルン「以上が海外駐在前に実施した手続きの説明になりますが、何か質問はございますか。」

けるるん「けるるんは、そもそもどうしてケルンが海外駐在を希望したのか知りたいと思っているわ。」

ピアノの音「ポーン!」

ギターの音「ジャンジャジャーン、ジャンジャジャーン、ジャンジャジャジャーン!」

けるるん「?!」

いい感じの雰囲気の声「ぼくらは位置について 横一列でスタートをきったー♪」

けるるん「(プロ〇ェクトXかよ・・・)」

ケルン「あの頃の私は、英語に全く興味が無いイキり学生でした。だってそうでしょう? 英語ができなくて生活に困ったことありますか? 受験勉強のためだけに学ぶことがとても嫌だったんです。初めて受けた(受けさせられた)TOEICは290点でしたね()」

けるるん「(おっさんの自分語りは・・・イタいぞ・・・大丈夫か・・・?)」

ケルン「私は理系科目が好きで、大学では真面目に研究に打ち込みました。しかし、日本語の文献だけでは限界を感じることが多くありました。そのあたりから英語の必要性を感じ始め、勉強をしたいなと考え始めました、最終目的が英語でそれなりに意思疎通ができることでしたので、受験勉強としては動機が上がらなかった私でしたが、英語を使えるようになりたいと思うようになりました。とはいえ、英語に無関心であった私は、英語の勉強自体に抵抗があったので、まずは英語に慣れるためにゲーム形式で隙間時間に学べる方法を模索していたところに出会ったのが英語物語でした。」

けるるん「一応、英語物語との出会いを紹介しているのね。」

ケルン「英語への興味が大きくなると、勉強に熱中するようになり、英語の面白さにどっぷりとハマってしまった私は、いつの間にかいつか海外にも行ってみたいなとなんとなくそんなことを考えていました。大学での研究を楽しんだ後、新卒で就職した会社は、入社後にいきなりTOEICに受ける方針で、そこである程度の点数を獲得すると、上司から海外駐在の希望を問われるようになり、私は即断で“是非、いかせてください!”と回答したことを覚えています。」

けるるん「そんなに躊躇なく即決してしまうものなの?!」

ケルン「私の敬愛する祖母が“人生は短い、迷ったり悩んだりしている時間はない。目の前のチャンスを無駄にせず、目の前のできることに全力で取り組め。そうすれば、キャリアなんてもんは後からついてくる。お前に実力があれば、その能力を適切に判断できる人が、最適なポジションにお前を当てはめるはずだ。”と生前よく激励しておりましたので、その考え方が私に根付いているのでしょうね。」

けるるん「ごめん。とても素敵な話なんだけど、おばあさんまだご存命ですよね。」

ケルン「質問に対する回答としては、海外駐在を希望したというよりは、なんか行けそうだったので挑戦してみた、てへぺろ。というところでしょうか。」

けるるん「最後で、今までの話が一気に浅くなっちゃったよ()」


おわりに

けるるん「いやー長い記事ですね・・・本当に長いよ・・・ここまでお読みいただいた読者の方もお付き合いくださいまして、大変ありがとうございました!」

ケルン「エピローグを長々としても仕方ないし、長文書いて疲れたし、早いところ閉じて寝ますか・・・。うん?」

「「「「あっ!!!! ケルン君だぁー!!!!」」」」

ケルン&けるるん「?!」

北間・クラリス嬢「一緒に寝る・・・?」

ケルン「ふぁ↑い?!(陰キャ独特の声裏返る風)」

ユーコ☆スターダスト「あらあらー? 私のことはもういいのかしらー?」

エンゼリック☆エンゼル「フフフ、うまく行くとイイね♪」

らんちぇん弐「ケル君キモ・・・(別に・・・私は何とも思ってないんだからね!)」

・・・

ナレーション「ケルンは・・・という夢を見たんだ。」

けるるん「さすがに締めが雑過ぎるだろ・・・クソガ。」

あとがき

くぅ~疲れましたw これにて完結です!

実は、募集フォームから原稿の話を持ちかけられたのが始まりでした

本当は話のネタなかったのですが←

ご厚意を無駄にするわけには行かないので自分のセンスで挑んでみた所存ですw

以下、ゆる狩キャラ達からのみんなへのメッセジをどぞ

らん「みんな、見てくれてありがとう

ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

エンゼル「いやーありがと!

海外の魅力は二十分に伝わったかな?」

ユーコ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

ケルン「見てくれてありがとな!

正直、本稿で言った私の気持ちは本当だよ!」

クラリス「・・・ありがと」ファサ

では、

らん、エンゼル、ユーコ、ケルン、クラリス、けるるん「皆さんありがとうございました!」

らん、エンゼル、ユーコ、ケルン、クラリス「って、なんでけるるんが!?

改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり